オリジナルキャラクターの作り方

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ステージ1・キャラクターを生み出す意味を明確化

企業や組織でキャラクターを開発する際には以下の手順が良いでしょう。

①キャラクターの所有者は? (例:◯◯食品株式会社

②なぜ開発するのか?(例:新商品のきつねうどんを宣伝

③ユーザは? (例:共働き子育て夫婦

④キャラのデビューする場は?(例:自社のホームページ・自社の公式TWITTERアカウント・自社の商品パッケージ・

⑤なぜキャラを作るか?(例:安価でイメージを統一できる。莫大な広告費が捻出できない

 ※目標とするキャラクターは?(例:日清ひよこ
 ※ライバルになるキャラクターは?(例:ヒガシマルうどん

ステージ2・キャラクターに命を吹き込む

二次元キャラに、あたかも人間のように命を与えるには
企業や商品のステートメント・コンセプトとリンクさせます。
創業者の言葉・web・カタログ・パンフレットから鍵になる言葉を抽出し見ましょう。

10個程度書き出し①②③3部に分けます。

①普遍的な哲学-モットー
「美味しさ」「安全」「即席」
②新規性・優位性-他との差別化
「新食感」「手打ち」
③未来性ーこう育てるというステージ
「クセになる味」「バズるおいしさ」
「大人買い」「リピ買い」
「インスタ映え」

これらを人間の性格・個性を表すに置き換える

①「真面目」「いいやつ」「即実行できる」
②「クール」 「ユニーク」
③「インフルエンサー」 「濃いキャラ」
いよいよ魂が入り人に近づいてきます。
思い浮かぶパーソナリティーは
「根は真面目、ちょっと人と違うけど
何事も熱心で、新しいモノ面白いモノ大好きな現代っ子」


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ステージ3・キャラクターのデザインを決める

①まずアイデアを多数出してみます。

真面目からメガネをかけた「メガネ猿」「土偶」
うどんから「ドンブリちゃん」
きつねうどんから「キツネ」
インフルエンサーから「ロボット」など自由に出しましょう

②日本人はダジャレや語呂合わせも大好き

「くまモン」
「エネゴリ」など


あげから「あげは丸」蝶なのに葉っぱに乗っている
あげから「あげ↑あげ↑〇〇」「↑2キツネ」

③タッチとテクスチャを決める

一例ですが

1.太い線で囲む シンプル配色 

昔から使われる王道的な表現
しっかりした印象です。

2.細い線で囲む シンプル配色

太線よりは細部にこだわれるので表現はより自由に。
しかし太線よりはインパクトに欠ける傾向。

3.毛筆線 シンプル配色

個性を出しやすいがアニメ化しづらい。

4.版画 単色

 
インパクトが強く効果大
ただし絵柄の良さが問われる。
展開は出来づらい。

5.3D CG 多色づかい

アニメ化するのに費用がかさむ。

6.アニメ風 多色づかい

若い人の共感が得られやすい。展開は出来づらい。

ステージ4・キャラクターのライフストーリーを作る

プロフィールを考える

名前
性別
出身地
性格
身体的特徴
趣味
特技
休みの日は
好きなもの
友人・家族
ヒストリー
ギャップ
口ぐせ

名前(例:葛の葉コンコ
性別(例:女性
出身地(例:河内国
性格(例:おしゃれ好き
身体的特徴(例:もふもふ
趣味(例:PR
特技(例:変身
休みの日は(例:スマホ
好きなもの(例:人助け
友人・家族(例:安倍晴明
ヒストリー(例:

平安時代、河内国のひと石川悪右衛門は妻の病気をなおすため、兄の蘆屋道満の占いによって、和泉国和泉郡の信太の森(現在の大阪府和泉市)に行き、野狐の生き肝を得ようとする。摂津国東生郡の安倍野(現在の大阪府大阪市阿倍野区)に住んでいた安倍保名(伝説上の人物とされる)が信太の森を訪れた際、狩人に追われていた白狐を助けてやるが、その際にけがをしてしまう。そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどける。葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は恋仲となり、結婚して童子丸という子供をもうける(保名の父郡司は悪右衛門と争って討たれたが、保名は悪右衛門を討った)。童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられた白狐であることが知れてしまう。全ては稲荷大明神(宇迦之御魂神)の仰せである事を告白し、さらに次の一首を残して、葛の葉は信太の森へと帰ってゆく。

「恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」

この童子丸が、陰陽師として知られるのちの安倍晴明である。

ギャップ(例:現代っ子なのに時々平安時代へタイムスリップしてしまう
口ぐせ(例:うふ(禹歩)

展開・ポーズ集を考える

立ったり座ったり
右を向いたり左を向いたり
カメラが下がった場合
カメラハイアングルの場合
走り、飛ぶとき
ズッコケタとき
ギャップポーズ
ドヤ決めポーズ

を用意し矛盾がないか精査します。

生き方マニュアルを考える

ユーザーにとって「癒し」を与える存在なのか
ユーザーにとって「ヒーロー」的存在なのか
ユーザーにとって「親友」的存在なのか
ユーザーにとって「マルチマン」的存在なのか

ユーザーの共感に添える人格を明文化しておきます。